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吉方位と凶方位

   

1.吉凶方位の出し方

何か行動を起こすと悪い結果をもたらすと言われる「凶殺方位」があり、これは絶対避けるべき方位となります。六大凶殺とも七大凶殺とも言われます。 

万人/個人 凶方位 方位盤での位置及びその現象
万人に共通 五黄殺 方位盤上の五黄の方位で、自らの不注意でトラブルを招く自滅の方位で、悪い現象がじわじわ表れます。大事故を起こしたり、 悪い病気にかかったり、マイナス思考となります。異性問題、残虐、醜聞、絶望、病気、貧乏などを呼びます。
暗剣殺 方位盤上の五黄の反対側の方位で、他動的にくる突発的なアクシデントが起こりやすい方位です。大事故に巻き込まれたり損害を受けたり、本業以外での失敗や異性間の問題に巻き込まれたりします。 最も悪い方位です。
歳破、月破、日破 年盤上でその年月日の十二支の反対側の方角を「破」といいます。年は歳破、月は月破、日は日破といいます。 物事が「破れ」やすく天からの加護が少ないことを意味します。争い事、離別、交渉トラブルや破談、ケガ、手術、事故などが起こりやすいと言われます。
対冲殺 後定位盤上(五黄が中宮)の自分の九星の位置の反対側に位置した方角です。信用をなくしたり援助が切れたりします。考慮しない意見もあります。
個人に属す 本命殺・月命殺 自分の生まれた年の本命星が位置している方位を本命殺、月の月命星が位置している方位を月命殺といい、自らの行動でマイナス要因を作りやすくなります。健康面の悪化や大損となりやすくなります。
本命的殺・月命的殺 自分の生まれた年の本命星が位置している反対側の方位を本命的殺、月の月命星が位置している反対側の方位を月命的殺といい、 自分自身の行動で運勢を阻害することがあります。精神的な苦痛を受ける方位で、悩みやストレスにより病気や怪我につながりやすくなります。
小児殺 月破の反対側の方位を小児殺といい、10歳頃までの子供に関連します。事故や病気を引き起こします。子供は心身ともにまだ安定していないためであり、子供は注意する方位です。

    

   

例えば、2011年の場合を見てみましょう。   

    

万人に共通する五黄殺(図の五:東)と暗剣殺(図の九:西)が対角で凶方位となります。   

2011年は卯年なので、卯年の反対側である歳破(例:卯年の場合は九:西)も凶方位です。月や日もその月日の支の反対側が月破、日破として凶方位となります。   

※参考までに月破です(毎年同じです)                                                                        

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
南西 南西 西 北西 北西 北東 北東 東南 東南

    

   

次に本人の生年月日から凶方位を割り出します。年を見るときは本命殺・本命的殺を、月を見るときは月命殺と月命的殺が凶方位です。一白水星の場合、本命殺の一:艮、本命的殺の四:坤が対角で凶方位です。   

   

ここまで見ておわかりのように残る吉方位はとても少ないのです。ですから限られた吉方位を適切な時に取りに行くということになります。   

   

凶方位に引越・長期旅行をすると負のエネルギーを体に溜め込むうえ、さらに凶の気を呼び込んでしまうと言われます。結果的になぜか凶方位ばかりに用事が発生して悪い方へばかり向かってしまい、ますます凶だらけという悪循環にはまってしまい、じわじわと表面化してきます。   

   

一方、成功している人は無意識のうちに良い方位に行っていたり悪い方位がスケジュールから外れ、結果的に良いタイミングで良い方位に行っているということがあります。良い気はさらに良い気を呼び、導かれるように吉方位に予定が入るという好循環になります。そういう意味でもまずは悪い方位を避けることから始めて凶の気を薄め、一方では一番良いタイミングに吉方位に行くことで開運体質に近づくことをお勧めします。   

   

※その年の暗剣殺と五黄殺の方位は絶対避ける心構えが大事です。特に引越、海外・長期国内旅行は厳禁です。   

※方位盤は、上が南、下が北、右が西、左が東となり、地図とは上下左右が逆になります。   

また、東西南北を30度、その他の方角を60度で分割します。   

 

   

   

2.天道

全ての人に良い方位で、全体運・財運・仕事運などの幸運をもたらす方位です。12支をもとにしており、年月日にあてはまります。天道の月・日が吉方位だと方位効果はさらに高まります。ご参考までに、2011年の天道は南西です。 

1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10月 11月 12月
西 南西 西 西北 東北 東南

    

天道と天道に個人の吉方位が重なると相乗効果で吉パワーが高まります。ただ、個人の悪い方位に天道が重なった場合は、凶の力が少し和らぐ程度ですので悪い方位には変わりありません。   

天道の方角に行くと運気がパワーアップし、物事が順調に運んでチャンスをつかめると言われます。その方位に行けない場合は、同じように良い気を運んでくれる食事(天道食)を食べることにより、体力・気力・運勢を向上させる、という使い方もあります。   

開運メニューはこちらから(今週の開運メニュー)   

 

3.月・年・日の吉方位

おおまかには、年の吉方位は人生単位、日の吉方位は日常単位、と考えましょう。月の吉方位はこの二つの中間。   

年の吉方位・・転居、不動産購入、高額な買い物、長距離旅行、起業、転職、事務所開設など   

月の吉方位・・宿泊を伴う近距離への旅行、病院など   

日の吉方位・・日帰り旅行、日常の買い物や外出    

   

金運・恋愛運・仕事運にはぜひとも吉方位をうまく使いたいものです。   

なお、五黄土星の年月日はたとえ吉方位でも不動産関係の移転はやめたほうが良いです。五黄土星はすべての星の要素を複合的に持つとても強い「気」のため、良くも悪くも極点な結果になる星です。   

   

とはいえ、現実は仕事や日々の生活で毎日生活に取り入れるのは困難ですし、やりすぎはストレスと人間関係の悪化につながります。そこで一番効果的なのが、年月日及び時間から最も良い日程と吉方位を絞った最大吉方位であり、これを効果的に活用するのが祐気取りです。自分の最大吉方位に良い方位に行き、あとはその年の凶方位(暗剣殺・五黄殺・破)での大きな移動を避けるようにすれば良いのです。祐気取りを出来る日程は限られており、人によっては何年も最大吉方位がない方もいます。祐気取りがない場合は次に良い中吉方位への旅行や買い物でカバーするのも良いでしょう(勿論最大吉方位がある方も中吉方位を活用すればさらに開運度はアップします)。   

   

吉方位での開運を思いついたら早くから計画を練る事も大切です。計画した時点から開運作用は始まるとも言われます。難しく考えず、ついでに旅行も楽しもう、と考えるところから始めてはいかがでしょうか。   

 

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